薄毛・抜け毛にお悩みの方におすすめしたいAGA(男性脱毛症)治療
多くの男性が悩まされてきた薄毛や抜け毛も、医学の進歩によってある程度進行を遅らせ毛量を増やせるようになってきました。髪の毛を大切にしたい方には、医療機関で行っているAGA治療がおすすめです。
【目次】
こんな方はご相談ください
- 髪が薄くなってきた
- 毛質が細く短く産毛のようになってきた
- 額が広くなってきた
- 頭頂部の頭皮が透けて見える
- 身内に脱毛症の人がいて自分も将来が心配
- 薄毛と抜け毛を予防したい
- 毛量を増やしたい
AGAとは?
男性型脱毛症(androgenetic alopecia)の略称であるAGAは、額の生え際部分や頭頂部の毛が薄くなるのが特徴です。
AGAの症状は思春期以降から始まり進行していくため、若い時期や気になり始めた時期から継続した治療を行うのがおすすめです。
何が原因なの?
男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が、AGAの発症に関係しているといわれています。
髪の毛の生えかわりには周期があり、次のような3つの周期を繰り返しています。
①成長期(2~6年):髪の毛が生え、毛が太く長く成長する時期
②退行期(2週間前後):髪の毛の成長が止まり、抜け落ちる準備をする時期
③休止期(3~4か月):完全に成長の止まった髪の毛が抜け落ちる時期
ジヒドロテストステロンには成長期の期間を短くする働きがあるため、ジヒドロテストステロンが多いと髪の毛がしっかりと成長することができません。その結果、髪の毛が細く短い状態のまま、退行期、休止期を迎えてAGAになってしまいます。
またAGAには遺伝的要因があると考えられているため、親や兄弟がAGAの場合は発症する確率が高くなります。
AGAの治療法は?
プロペシアなどの飲み薬による薬物治療を行います。塗り薬を併用する場合もあります。AGAの治療薬は複数あるため、患者様の症状に合わせてその都度最善な治療を行っていきます。
適切なAGA治療を行うことで、抜け毛や薄毛などの進行をある程度抑え毛量を増やすことができます。けれど進行性という特徴をもっているため、治療を中断すると再び症状が進行してしまう可能性があります。そのため進行を抑えて髪の毛を守るには、継続した治療が必要です。
治療の効果は一定ではなく個人によって異なります。また、効果を実感できるようになるまで3~6か月ほどかかります。
AGAに適したセルフケア
直接AGAを改善できるわけではありませんが、食生活や生活習慣、ケア方法を見直すことで、薄毛や抜け毛の予防に役立てることができます。
頭皮と髪の毛を清潔に保つ
丁寧に洗髪をして、頭皮と髪の毛を清潔に保ちましょう。初めにブラッシングしてぬるま湯で流しておくと、汚れが落ちやすくなります。シャンプーはしっかりと泡立てて、指の腹で軽くマッサージするように洗いましょう。シャンプーが頭皮に残っていると毛穴を詰まらせたり頭皮への刺激となったりしてしまうため、しっかりと洗い流すことが大切です。
髪の毛は濡れた状態だとダメージを受けやすくなるため、きちんと乾かしましょう。ドライヤーで乾かすときには髪の毛と距離をとり、熱によるダメージを与えないように注意してください。
頭皮と髪へのダメージを抑える
過度なカラーリングやパーマは、頭皮や髪の毛の負担となってしまいます。カラーリングやパーマをするときには、できるだけ刺激の少ない薬剤を使用しましょう。
ヘアワックスやムースなどのスタイリング剤は、できるだけ頭皮につけないようにしてください。長期間同じ髪型をしていると一部の頭皮に負担をかけてしまうことがあるので、定期的に分け目など髪型を変えるのがおすすめです。
紫外線も頭皮と髪の毛にダメージを与えるため、ヘア用日焼け止めスプレーや帽子などを活用してダメージを抑えましょう。
いろいろな栄養素をバランスよく摂る
頭皮の健康を守るには、栄養バランスのとれた食事が欠かせません。頭皮はタンパク質でできているので、肉類、魚類、大豆類などのタンパク質を積極的に摂りましょう。
髪の毛も、タンパク質の一つであるケラチンで主にできています。ケラチンの合成にはミネラルが必要なので、海藻や牡蠣、牛肉などを摂るとよいでしょう。
頭皮の血行をよくする
血液には酸素や栄養を細胞に届ける働きがあるため、血行が滞らないようにしましょう。頭皮をマッサージして、血行を促すのがおすすめです。強い力で押したり爪を立てたりすると逆効果となってしまうため、指の腹でやさしく押すようにしましょう。気持ちいいと感じる程度の力加減で行うようにしてください。1日3分程度を朝晩の2回行うのがおすすめです。
喫煙も頭皮の血行を悪くするため、禁煙するとよいでしょう。
ストレスをためないようにする
ストレスがたまると、自律神経に悪影響を与えてしまいます。そのせいで、過剰に皮脂が分泌されて頭皮の毛穴を詰まらせたり、血管が収縮して酸素や栄養が細胞に届きにくくなってしまうことがあります。ホルモンバランスを乱す要因になることもあるため注意しましょう。頭皮環境の悪化を防ぐためにも、ストレスをためないように心がけてください。