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切り傷、すり傷は形成外科におまかせください

切り傷、すり傷は、日常的によく見られる傷です。
そのため、自宅で様子をみるかクリニックを受診するかで迷う方が多いのではないでしょうか。
極浅い傷であればセルフケアでもきれいに治すことができますが、深い傷になると感染したり傷あとが残ったりするリスクが高くなります。
切り傷、すり傷を早くきれいに治すには、創傷(キズや傷あと)のプロである形成外科での治療がおすすめです。

【目次】

切り傷、すり傷を形成外科で治療するメリット

  • 傷をきれいに治すことができる
  • 炎症や化膿を抑えることができる
  • 感染を防ぎ早く治すことができる

形成外科医は、切り傷、すり傷をきれいに治す方法を熟知しています。
適切な処置を行って傷あとができるのを最小限に抑え、きれいな仕上がりににすることができます。
切り傷、すり傷は初めの処置が大切なので、切り傷、すり傷ができたら早めに受診しましょう。

鋭利なもので皮膚が切れるとできる「切り傷(切創)」

切り傷は日常的にできやすい傷の一つです。
料理中に包丁で指を切ったり、作業中にハサミやカッターナイフで切ったりすることも多くあります。
また、雑誌や教科書など、紙で指が切れることもあります。
極浅い切り傷であれば市販の塗り薬で治りますが、深い切り傷になると治療に時間がかかるだけでなく、目立つ傷あとが残るおそれが高くなるため適切な治療が必要です。

ぶつけたりしたときに皮膚が裂けてできる「切り傷(挫創)」

交通事故や転倒時などに見られることの多い切り傷です。
転んだりして皮膚が強い力で押さえられると、皮膚がダメージを受けて裂けてしまいます。
傷口の縁が不規則なのが特徴で、腫れや青アザが生じることもあります。
挫創は傷口に砂や汚れがつくことが多いため、しっかり洗浄して異物が残らないようにすることが重要です。

浅い切り傷にはこんな治療を行います

出血している場合には圧迫して止血し、傷口を洗浄します。傷口に砂や汚れが残ると化膿したり、外傷性の刺青や傷あとが残ったりしてしまうため、異物を残さないことが大切です。
切り傷をつくる原因となったものが汚れていた場合や、公園などの室外でできた切り傷の場合には、感染を防ぐためにも慎重に洗浄します。
傷口が清潔になったのを確認してから、塗り薬を塗布します。
傷の状態によって、抗生剤の飲み薬を処方することもあります。
また、きれいな傷口のものは、傷口が開かないように医療用テープで固定することがあります。

深い切り傷にはこんな治療を行います

出血している場合には圧迫して止血し、感染が起こらないよう傷口を洗浄します。
深い切り傷の場合には縫合をした方が傷あとが残りにくくなるため、必要であれば縫合します。
縫合糸は1~2週間後に抜糸します。
切り傷ができた数日後に、傷口が化膿してから受診する患者様もいらっしゃいます。
けれど傷口が化膿している状態で縫合をすると、症状がひどくなるおそれがあるため縫合することができません。
最善な処置を行うためにも、深い切り傷のときはできるだけ早い受診をおすすめします。
状態によって、縫合ではなく医療用テープや医療用接着剤による固定を行うこともあります。
また、塗り薬や化膿を防ぐための飲み薬を併用することもあります。

形成外科に行くまでにしてもらいたい応急処置

傷が深くなると、出血量が増えたり止血するのに時間がかかったりしてしまいます。
圧迫しても血が止まらない場合には、傷口を抑えながらなるべく早く受診してください。
出血が止まっている場合には、患部を流水で洗ってから受診するとよいでしょう。
患部に砂や汚れがついている場合には、できるだけ取り除いてください。
患部が腫れて痛みがある場合には、冷えた濡れタオルなどで冷やすと痛みを和らげることができます。
傷口が化膿すると縫合できなくなってしまうため、深い切り傷の場合にはできるだけ早く受診しましょう。

皮膚が地面などにこすれるとできる「すり傷(擦過創)」

すり傷も、よく見られる傷の一つです。
転んで膝をこすったり、手を壁にぶつけてこすったりすることですり傷ができてしまいます。
浅いすり傷でも、傷口に砂や汚れが残ると化膿したり、傷あとが残りやすくなったりするため適切な処置が必要です。

すり傷にはこんな治療を行います

洗浄して、砂や汚れをしっかりと洗い流します。
小石やガラス片などがついている場合には、ひとつひとつ小さなピンセットで丁寧に取り除きます。
傷口に砂や汚れが残ると化膿したり、外傷性の刺青や目立つ傷あとが残ったりしてしまうため、傷口に異物が残らないようにすることが大切です。
傷口が清潔になったら、塗り薬を塗布します。
状態によって、抗生剤の飲み薬を処方することもあります。

形成外科に行くまでにしてもらいたい応急処置

傷口を流水で洗って、砂などの汚れを落としましょう。
泡立てた石鹸で、傷口を洗うのもおすすめです。
初めにしっかりと砂や汚れを落としておくと、感染が予防でき傷あとが残りにくくなります。

切り傷とすり傷によくあるご質問

切り傷は治るのにどれくらいかかりますか?

どれくらいで治るのかは、傷の大きさや深さ、位置によって異なります。
また、早い段階で適切な処置を行ったかどうかによっても左右されます。
傷口が治った後に患部が赤くなったり固くなったりすることがありますが、一時的なもので徐々におさまっていきます。

すり傷は治るのにどれくらいかかりますか?

どれくらいで治るのかは、傷の大きさや深さ、位置によって異なります。
また、早い段階で適切な処置を行ったかどうかによっても左右されます。
傷口が治った後にも赤みが続くことがありますが、2~3カ月をピークに目立たなくなります。

きれいに治すために注意することはありますか?

早い段階で適切な処置を行うことが大切です。
また、治療中には患部に刺激を与えないようにしましょう。
傷口を不用意に触ったり、こすったりしないようにしてください。
できたかさぶたを、無理にはがすのもやめましょう。
かさぶたができた場合には、自然にはがれるのを待ってください。
また、傷あとを最小限にするために、抜糸後にもテープ固定をすることがあります。
テープ固定をする場合には、指示を守って行いましょう。
患部に赤みが残っているときに紫外線を浴びると色素沈着しやすくなるため、紫外線対策はしっかりと行ってください。

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