諦めていた傷あとやケロイドも当院なら目立たなくできます
体に傷あとを持っている方は、少なくありません。
転んで擦りむいたときにできた傷あとや火傷のあと、手術時にできた傷あとなど、いろいろな傷あとがあります。
人によっては、ケロイドができてしまうこともあります。
できてしまった傷あとやケロイドをセルフケアで消すことは困難ですが、薬物療法や手術など適切な治療を行うことで、目立たなくすることが可能です。
傷あとやケロイドにお悩みの方は、当院にご相談ください。
【目次】
- 傷あとにはどんな特徴がある?
- ケロイドにはどんな特徴がある??
- 傷あととケロイドはどうやって治療するの?
- 薬物療法でよくあるご質問
- 薬物療法以外の治療「手術療法」「圧迫固定療法」
- 手術療法と圧迫固定療法でよくあるご質問
傷あとにはどんな特徴がある?
- 火傷や切り傷などの症状がおさまった後にも、傷あととして皮膚に症状が残る
- 皮膚に発赤や盛り上がりができ、痛みやかゆみを伴う(肥厚性瘢痕)
- 時間とともに、赤い傷跡が肌色や白色に変化して残る(成熟瘢痕)
- 関節や首など、皮膚が引っ張られる部位にできやすい
- 元の傷が深い方が傷あとが残りやすい
- 関節にできた傷あとを放置していると、皮膚がひきつれて動かしにくくなることがある(瘢痕拘縮)
ケロイドにはどんな特徴がある??
- 炎症が強く、皮膚が赤く盛り上がる
- 横からつまむと痛く、かゆみを伴う
- 耳、肩、上腕、胸部、恥骨部にできやすい
- ケロイド体質があるとできやすい
- 擦り傷やニキビなどの傷が誘因になる
- 関節にできたケロイドを放置していると、皮膚がひきつれて動かしにくくなることがある(瘢痕拘縮)
傷あととケロイドはどうやって治療するの?
薬物療法「飲み薬」「外用薬と貼り薬」「局所注射」
内服薬や外用薬をつかった薬物療法を行います。
薬物療法は施術によるダウンタイムが必要なく、痛みをほとんど伴わないことから、手軽に治療を行いたい方におすすめの治療です。
体の中から作用させる「飲み薬」
症状に合わせて、抗アレルギー剤を内服します。
内服治療を行うことで、かゆみや炎症などを抑えることができます。
他の治療法と併用することで、より効果を得ることができるようになります。
皮膚から作用させる「塗り薬や貼り薬」
ステロイド、非ステロイド系抗炎症剤、ヘパリン類似物質などを患部に塗布することで、炎症を抑えることができます。
また、ステロイドのテープを患部に貼ることで、皮膚の盛り上がりや赤みを軽減することができます。
直接患部に薬を注入する「局所注射」
ステロイドを患部に直接注射します。
局所注射は内服薬や外用薬よりも得られる効果が高く、効き目が早いというメリットがあります。
局所注射をすることで、痛みやかゆみ、皮膚の発赤や盛り上がりなどを抑えることができます。
薬物療法でよくあるご質問
治療にはどれくらいの期間が必要ですか?
患部の大きさや深さ、位置などによって治療に必要な期間は異なります。
傷あとに比べて、ケロイドは治療期間が長く必要になることが多くなっています。
薬物療法以外の治療「手術療法」「圧迫固定療法」
薬物療法以外の治療法には、手術療法と圧迫固定療法があります。
患部に引きつれがある場合、患部が目立って整容的観点から改善が必要な場合に、手術療法を行うことがあります。
手術療法を行う場合には、傷あとやケロイドが再発しないようにすることが重要になります。
傷あとやケロイドを切除する「手術療法」
患部を切除してから縫合します。
傷あとやケロイドが再発しないよう、切開や縫合方法などを工夫し、細心の注意を払って手術を行います。
局所麻酔を使用するため、施術中の痛みはありません。
施術後に痛みがある場合には、飲み薬で痛みをコントロールすることができます。
抜糸は、患部の状態を見ながら約1週間後に行います。
皮膚を固定して悪化を防ぐ「圧迫固定療法」
傷あとやケロイドは、関節など皮膚が何度も引っ張られる部位にできやすくなっています。
そのため、シリコーンテープやシリコーンジェルシート、包帯やサポーターなどをつかって患部の皮膚が動かないように固定することで、傷あとやケロイドの悪化を予防し、症状を軽減することができます。
薬物療法と併用したり、手術療法の後に行います。
手術療法と圧迫固定療法でよくあるご質問
治療をして症状がひどくなることはありませんか?
傷あとをきれいに仕上げることは、形成外科の専門分野です。
手術療法を行う場合には、傷あとやケロイドが残らないよう細心の注意を払って切除と縫合を行います。
傷あとやケロイドは再発するリスクがあるため、薬物療法や圧迫固定療法などを適宜併用して再発を防ぎます。
ケロイドは傷あとに比べて再発しやすいため、より注意して処置を行います。
治療にはどれくらいの期間が必要ですか?
患部の大きさや深さ、位置などによって治療に必要な期間は異なります。
手術あとがきれいに仕上がっても、皮膚が引っ張られたり刺激を受けたりすることで、傷あとやケロイドができるおそれがあります。
再発を防ぐために、抜糸後にもしばらく患部の保護や固定が必要になる場合があります。
治療中はどんなことに気を付ければいいですか?
手術当日から洗顔とシャワー浴をしていただくことができます。
患部を含めた入浴は、翌日から可能です。
患部以外のメイクは、当日からしていただくことができます。
患部を含めたメイクは、症状が落ち着くまで控えましょう。
圧迫固定を行う場合には、位置によって多少動かしづらいことがありますが、できるだけ生活に支障のない方法で行います。
傷あとやケロイドの再発を防ぐためにも、患部を引っ張ったりこすったりして刺激を与えないようにしましょう。