粉瘤でお悩みの方はお気軽にご相談ください
粉瘤とは、皮膚にできた袋状のものに、皮脂や角質などが入っている良性腫瘍のことです。
良性なので早急に治療する必要はありませんが、少しずつ大きくなっていくため、早めに治療しておくとよいでしょう。
当院の粉瘤治療の流れと治療法、注意点などをご紹介します。
【目次】
当院の粉瘤治療の流れ
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webで診察の予約をとる
待ち時間を短縮したい方、スムーズな診察をご希望の方はぜひご利用ください。
当院では、web予約システムを設けております。
状況によってお待ちいただくことがございますが、予約なしでも診察は可能です。 -
受付・問診
受付をしてから、問診票にご記入いただきます。
ご不明な点がございましたら、受付のスタッフにご質問ください。 -
診察
問診票を確認し、視診・触診によって診察を行います。
通常特別な検査は必要ありません。
粉瘤と診断されたら、患者様に治療方法などをご説明します。
切除術を行う場合には、日帰り手術の予約をとっていただきます。
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日帰り手術による切除術を行う
予約当日に来院していただき、切除術を行います
手術終了後に術後のケアや注意点などをご説明した後、抜糸の予約(約1週間後)をとっていただきます。 -
診察で抜糸を行う
予約当日に来院していただき、診察にて抜糸を行います。
患部に問題がなければ、治療後の注意点などをご説明して治療終了となります。
粉瘤をしっかりと除去できる「切除法」
治療内容
粉瘤がある部分の皮膚をメスで切開し、粉瘤を袋ごと除去します。
再発を防ぐためにも、粉瘤の中身だけでなく包んでいる袋まで丁寧に除去し、粉瘤が全てなくなったのを確認してから縫合します。
粉瘤の大きさや場所にもよりますが、おおよそ15~30分で終了します。
痛みへの対応
皮膚を切開する前に、局所麻酔を使用します。
局所麻酔を行うことで、痛みを感じることなく手術を受けていただけます。
手術後の痛みは、内服薬でコントロールすることができます。
また、患者様の不安をできるだけ緩和できるよう、声かけをしながら手術を進めていきますのでご安心ください。
傷跡への対応
切開する範囲を最小限にし、細心の注意を払って縫合します。
傷あとを美しく仕上げることは形成外科医の得意分野です。
できるだけ傷跡が目立たないように治療を行います。
デリケートな肌への対応
アルコールやテープでかぶれる場合には、処置する範囲をできるだけ最小限にし、肌への刺激が少ないものを使用します。
肌が弱い方、心配な方は問診や診察時にお伝えください。
患部が炎症を起こしている場合の治療方法 患部が炎症していると切除術を行えないため、先に炎症を抑える治療をします。
炎症が軽度の場合には薬物治療を、化膿がひどい場合には患部を切開して膿を排出する処置を行います。
炎症が治まったのを確認してから、切除術となります。
患部が炎症を起こしている場合の治療方法
患部が炎症していると切除術を行えないため、先に炎症を抑える治療をします。
炎症が軽度の場合には薬物治療を、化膿がひどい場合には患部を切開して膿を排出する処置を行います。
炎症が治まったのを確認してから、切除術となります。
切除術後に注意してほしいこと
- 患部をこすったり圧迫したりしないようにしましょう。
- 抜糸が済むまでは、傷口が開くような動きや運動を控えてください。
- シャワー浴は当日より可能です。
- 抜糸が済むまでは、入浴を控えましょう。
- 抜糸が済むまでは、患部をガーゼやテープで保護してください。
手術後のケアで分からないことがございましたら、お気軽にご質問ください。
また、当院はアフターフォローにも力を入れておりますので、患部にトラブルが起きた場合にはご連絡ください。
粉瘤に関するよくあるご質問
切開せずに治療できますか?
粉瘤の治療は、中身を包んでいる袋まで除去することが大切です。粉瘤を潰して中身だけ押し出しても、袋が残っているためまた再発してしまいます。粉瘤を治すには、中身と袋をしっかりと除去できる切除術がベストです。
どれくらい大きくなったら治療した方がいいですか?
粉瘤は少しずつ大きくなっていくため、小さいうちに治療することをおすすめします。大きくなると、動作の妨げになったり、衣類などに擦れて炎症を起こすおそれがあります。また、粉瘤が小さければ切開する範囲も小さくて済むため、傷あとも目立ちにくくなります。
手術するときに毛を剃らないといけませんか?
患部やまわりの毛が治療の妨げになる場合には、その部分のみ剃毛することもありますが、基本的には不要です。剃毛する場合もできるだけ範囲を抑え、肌を傷つけないよう丁寧に剃毛させていただきますのでご了承ください。