後悔しているタトゥーがある方に!
QスイッチYAGレーザーと切除法
温泉やプールに入れない、就職で不利になるなどの理由から、タトゥーを除去したいと悩んでいる方もいらっしゃると思います。タトゥーは真皮層に色素が沈着しているため、自然になくなることはありません。タトゥーを除去するには、医療機関での処置が必要です。当院では、QスイッチYAGレーザーによるレーザー治療と、切除法による外科手術を行っています。
【目次】
メスを使わずにタトゥーを除去できる「QスイッチYAGレーザー」
こんな方におすすめです
- メスを使用した施術に抵抗がある
- 手軽にタトゥーをなくしたい
- 縫合した跡を残したくない
- タトゥーを目立たないようにしたい
- 体への負担を抑えたい
施術内容
タトゥーの色素に反応するレーザーを照射して、色素の入った細胞を破壊し色素を薄くしていきます。レーザーを照射された色素は、体の免疫反応によって時間をかけて体から排出されていきます。複数回の施術を重ねることで、タトゥーの色を薄くして目立たないようにします。
タトゥーの色と使用している染色剤、深さによって、必要な施術回数が異なります。複数回施術を行う場合には、1~2か月間の間隔を空けて施術を行います。
副作用・ダウンタイム
施術後には発赤や熱感がありますが、3日ほどすると引いていきます。かさぶたや水ぶくれができることがありますが、2週間ほどすると落ち着きます。
個人差がありますが、施術の効果があらわれるのには5週間ほどかかります。
よくあるご質問
痛みはどれくらいありますか?
痛みが心配な方には、痛みを緩和する麻酔クリームで対応させていただきます。部位によって痛みを強く感じる場合には、局所麻酔での対応も可能です。
シャワー浴や入浴はいつからできますか?
施術当日から、患部も含めてのシャワー浴が可能です。入浴は、翌日より可能となります。
レーザーは周りの皮膚に負担を与えませんか?
当院で使用するQスイッチYAGレーザー「スペクトラ」は、タトゥーの色素に反応するようになっておりますのでご安心ください。また、タトゥーの色素がある部分以外への照射は極力抑えて照射します。
どんなタトゥーでも消せますか?
タトゥーのカラーによって、効果のあらわれ方が異なります。黒系のものは効果があらわれやすくなっていますが、カラフルなものは効果があらわれにくく複数回の施術が必要になる場合があります。また、使用している染色剤によっては、除去できないものもあります。
深さによっても違いがあり、浅いものは効果があらわれやすいですが、深いものは効果があわれにくく色素が残ってしまう場合があります。
施術後に気をつけることは?
施術後には、患部への刺激を抑えることが大切です。ゴシゴシこすったり、押したりしないようにしましょう。かさぶたができた場合には、無理に剥がさず自然に剥がれるのを待ってください。
軟膏を処方された場合には、きちんと指示にしたがって処置を行ってください。
患部は紫外線の影響を受けやすくなっているため、紫外線対策をしっかりと行いましょう。
タトゥーを完全に除去できる「切除法」
こんな方におすすめです
- タトゥーを完全に除去したい
- レーザーで除去できないタトゥーがある
- できるだけ早くタトゥーを除去したい
- 少ない施術回数で除去したい
施術内容
除去したいタトゥーのある皮膚をメスで切除し、周りの皮膚を縫合します。縫合する大きさは、タトゥーの大きさや位置によって異なります。縫合糸は1週間後に抜糸します。
サイズの小さいタトゥーであれば1回の施術で切除できますが、サイズの大きいタトゥーや皮膚が伸びにくい部位にあるタトゥーは複数回に分割して切除します。分割切除する場合は、前回の施術から半年~1年の間隔を空けて次の施術を行います。
副作用・ダウンタイム
患部に腫れとむくみがありますが、施術後1週間ほどすると引いていきます。内出血は、2週間ほどで目立たなくなります。施術後には痛みがありますが、3日ほどすると気にならなくなります。
タトゥーの大きさや位置によって異なりますが、患部が落ち着いた後にも縫合跡が残ります。
よくあるご質問
痛みはどれくらいありますか?
局所麻酔を使用するため、施術中の痛みはありません。局所麻酔の注射をする痛みはありますが、我慢できる程度です。痛みが心配な方には、麻酔効果のあるクリームやテープなどで対応させていただきます。
施術後に局所麻酔の効果が切れると痛みがあらわれますが、処方する鎮痛剤で痛みをコントロールすることができます。
シャワー浴や入浴はいつからできますか?
患部を濡らさないのであれば、施術当日からシャワー浴をしていただけます。患部も含めたシャワー浴は翌日から可能です。入浴は、抜糸後から可能となります。
どんなタトゥーでも切除できますか?
広範囲のタトゥーや皮膚が伸びにくい部位にあるサイズの大きなタトゥーは、切除法が適応できない場合があります。
施術後に気を付けることは?
施術後には、傷口が開かないように注意しましょう。患部に強い力や刺激を加えないようにしてください。運動や飲酒は、1週間は控えましょう。
軟膏を処方された場合には、指示に従って処置してください。抗生剤や鎮痛剤を処方された場合には、用法を守って服用しましょう。